女性に冷え性が多い5つの原因

男性に比べて女性の方が冷え性の方が多いですよね。その原因を解説します。

女性にはなぜ冷え性の人が多いのか?

末端冷え性について

男性と比べて女性の方が冷え性の人が多いイメージですよね?
冷え性=女性特有の症状。決してそうではありませんが、イメージとしてそのように捉えている方もいると思います。

一説によると実に7割の女性が自分は冷え性だと感じていると言われています。
一方で男性は女性の5分の1程度の割合しか冷え性だと感じていないようです。

では、なぜ女性には冷え性の方が多いのでしょうか。

女性に冷え性が多い5つの原因

女性に冷え性が多い原因は5つあります。
それが以下です。

  • 月経がある、子宮・卵巣がある
  • ファッション
  • 間違ったダイエット
  • 男性より筋肉が少なく、脂肪が多い
  • 女性ホルモン(ホルモンバランスの乱れ)

項目を見ただけでなるほど、とある程度の理解は出来ると思いますが、一つずつ掘り下げてみましょう。

月経がある、子宮・卵巣がある

月に1度の生理は、どうしても血液の量が減ってしまいます。
血液量が減ると、身体に運ばれる酸素の量も減ってしまうため、身体のエネルギーが不足しがちになります。

エネルギーが不足すると、体内で熱を作るのが困難になるので、その結果、体温が上がりにくくなってしまします。

また、女性にあって男性にない、卵巣や子宮といった内臓は血液の循環が他の臓器と比べて悪いです。
したがって体全体に熱がうまく伝わりにくいので、冷え性になりがちです。

ファッション

女性のファッションは男性と比べると露出が多くなりがちです。 真夏ならともかく、少し肌寒い秋や冬から春への変わり目の薄着というのは、体温を奪います。

特にへそ出しファッションは、ただでさえ血流の悪い子宮が冷えることによって体温が下がりやすいので注意が必要です。

また、女性がよく履くハイヒールも実は体温の低下の原因になりえます。

ハイヒールは普通の靴と比べると、

  • くるぶしが締め付けられる
  • ヒールが高くて細い
  • 靴底が低い
  • 土踏まずにフィットしない
  • つま先が細い

など、血流が悪くなったり、温度感じる皮膚の神経機能の鈍りの原因となります。

寒い日などはスカートやハイヒールは避けて温かい格好で外出するようにこころがけましょう。

間違ったダイエット

正しいダイエット法をすることは、美容にも健康にも良いことなのでどんどんするべきですが、どうしても皆さんは間違ったダイエットをしがちです。

その最たるものが、食事制限ダイエットでしょう。 しっかりと医学的に基づいた食事制限であれば問題がないのですが、マスコミや雑誌を鵜呑みにした独自の食事制限ダイエットはしばしば栄養不足を招きます。

栄養が不足すると、身体の中で熱を作るエネルギーが足りなくなるので、低体温の原因になるのです。

男性より筋肉が少なく、脂肪が多い

生物学的に女性は男性に比べると筋肉がつきにくく、脂肪がつきやすい身体的特徴を持っています。

筋肉は身体の熱を作り出す機能を持っています。
また作り出す熱を血液に乗せて全身に送るのも筋肉の働きです。

逆に脂肪は温かいと思われがちですが、実は一度冷えるとなかなか温まらずに体温の上昇を妨げてしまいます。

ですので、女性は身体の構造がもともと男性と比べると冷えやすい構造になっているのです。

女性ホルモン(ホルモンバランスの乱れ)

女性ホルモンと体温を調節する働きがある自律神経は、互いに影響し合って体に作用します。
この女性ホルモンは生理や閉経、妊娠や出産などの時期に大きくバランスが崩れやすいです。

女性ホルモンのバランスが崩れるということは、体温を調節する自律神経のバランスも崩れるということ。

このような理由から女性には冷え性の方が多いと言われています。