マチワイヤー法について
マチワイヤー法は特殊な合金でできた非常に弾力のある形状記憶合金のマチワイヤーを使った治療法のことです。
伸びた爪にドリルで穴を開け、そこからマチワイヤーを通して医療用接着剤で固定します。伸びている爪(白い部分)に穴をあけるので、爪を切るのと同様に痛みは全くありません。
しかし逆に言うと爪が伸びていないと処置が出来ないのでその場合はプレート法でとりあえずの処置をし、爪が伸びてきたらマチワイヤー法へシフトするという方法を取る病院もあります。
マチワイヤー法はプレート法と比べると、爪を矯正する力が強く、途中で外れることも少ないので採用する病院が多いのですが、巻き爪が完治するまでの期間はそこまでプレート法とな差異はありません。また、数ヶ月に1度はワイヤーを交換する必要があります。
マチワイヤー法の治療動画
マチワイヤー法のメリットとデメリット
メリット
・軽度~重度の巻き爪まで様々なタイプの巻き爪に対して有効
・手術の必要がない
・処置の痛みがない
・完治後の爪の見栄えが良い
デメリット
・爪が伸びていないと処置が困難
・治療中の見た目が悪い
・ワイヤー交換のため何度かの通院が必要
・巻き爪の矯正に時間がかかる(半年~1年)
・保険の適応外
マチワイヤー法治療にかかる期間と費用は?
(処置時間) 約10分(1箇所)
(治療期間) 半年~1年
( 費用 ) 約10,000円前後(1箇所)
マチワイヤー法は矯正までの時間はかかるものの、巻き爪矯正の効果の高い方法の一つであります。
また、完治後は爪を切除するわけではないので、爪の幅が狭くなったりなど見栄えが悪くならないのも大きなメリットです。特に女性などはネイルなどをしたいと思いますので、爪の幅が狭くなってしまうフェノール法や爪がなくなる爪母全切除法はなかなか勇気が出ないですよね。
しかしマチワイヤー法に限らず、爪を矯正する処置の場合はどうしても再発する可能性があります。再発を防止するためには巻き爪になる原因を知って、日々の生活の中で気をつけることが大切です。