巻き爪治療のプレート法とは?
巻き爪治療のプレート法は、記憶形状合金プレートを爪に貼り付けることでプレートが戻る力を利用して巻き爪を矯正する方法です。軽度~中度の巻き爪治療には効果的で爪に穴を開けたり、切除することがないので患者の負担が軽い痛くない処置法です。
爪の上に金属プレートを医療用樹脂で固定するのでマチワイヤー法とは違って爪の根元から矯正することが可能な巻き爪矯正方法です。
プレートでの矯正というと、じわじわと矯正をしていくので巻き爪の痛みがなかなか取れないと思われがちですが、意外と即効性は強く、プレートを着けた直後から痛みが引くことがほとんどです。
矯正用プレートには記憶形状合金を使うのが一般的ですが、最近ではグラスファイバー製の薄い板を使う「B/Sブレース方式」というのも普及してきました。B/Sブレース方式で使われるグラスファイバー製の薄い板は歯科でも使用される金属代替材料です。
巻き爪矯正プレートの威力を表す動画
巻き爪矯正プレートに使われる記憶形状合金の威力を表す動画です。
手の力で曲げた金属プレートが熱を加えることによって一瞬で元の形に戻るのをご覧下さい。
プレート法のメリット・デメリット
メリット
・軽度~中度の巻き爪に効果がある。
・治療に伴う痛みがない。
・処置後すぐに巻き爪の痛みがなくなることが多い。
・爪が伸びていなくても処置が可能。
・処置自体の時間は短い(約10分程度)。
デメリット
・重度の巻き爪には上手くいかないことがある。
・マチワイヤー法と比べると効果は弱い。
・プレートが剥がれることがある。
・完治までに時間がかかる(長くて1年)。
・1~2ヶ月に1度は通院の必要がある。
・保険がきかない。
プレート法治療にかかる期間と費用は?
(処置時間) 約10分
(治療期間) 半年~1年
( 費用 ) プレート1枚約4,000円+初診料および処置料約8,000円
保険適用されないので、初診の場合で約12,000円程度の費用が必要です。最大で1年程度の治療期間を要し、1~2ヶ月に1度の診察を受けると考えると完治までに2万円以上はかかることになると思います。