加齢が原因で巻き爪になるってどういうこと?
加齢が原因で巻き爪になるってどういうことでしょうか。実は高齢者の方のほうが若い人に比べて巻き爪になる可能性が高いのです。
その理由は乾燥にあります。人は年を取るにしたがって油の分泌が少なくなったり、水分を保ちづらくなり乾燥肌になります。もともと爪は水分や油分が極端に少ない部分なのですが、加齢によってさらに乾燥が進みます。
また、爪は年齢と共に次第に厚くなっていきます。これは爪の伸びる速度が加齢と共に遅くなることが原因です。爪は年齢と共に伸びる代わりに厚くなっていくのです。
そして爪が厚くなることで、さらに水分が行き渡りづらくなり爪の乾燥が進みます。爪は乾燥が進むと縮む性質を持っています。もともと爪は少し湾曲していますので、爪が乾燥して縮むと内側に食い込みやすくなってしまうのです。
加齢によって爪が乾燥する→爪が厚くなる→さらなる乾燥が進む→乾燥で爪が縮み内側に巻き込む
これが、加齢による巻き爪のメカニズムです。
もう一つの高齢者に巻き爪が多い理由は運動不足です。高齢者の中には腰や膝を悪くしてあまり歩かない人が多くいらっしゃいますね。実は年齢に関係なく、よく歩く人とあまり歩かない人では、あまり歩かない人のほうが巻き爪になりやすいというデータがあります。
詳しくは「運動が原因の巻き爪」を参考にしてください。